センター紹介

概要

自然科学は未知の領域を究明し、現代社会の課題に対処する鍵を握っています。健康、エネルギー、環境など多岐にわたる問題に対応し、総合的かつ創造的なアプローチが求められています。この使命を果たすために、大学は優れた人材を育成する役割を担っています。

自然科学の礎を築く「理論」と「実験」。高度な実験的自然科学教育と研究は、高性能な分析・測定機器なしには成り立ちません。その支えとなるのが、整備された分析・測定機器とその共用利用をサポートする研究設備共用センターです。ここでは、十分なスペースと経費をかけ、使いやすく汎用性の高い精密大型機器が様々な機種が設置されています。

利用にあたっては、学生は指導教員の承認の下で利用登録を行い、センター規則に従って機器を活用します。一部の機器では職員による測定サービスも提供していますが、原則として利用者自身による測定が求められます。このため、利用講習会や分析技術の指導講習会が随時開催され、多くの卒業研究生や大学院生が積極的に参加しています。現在、様々な学部の教職員や学生及び学外者が利用し、機器は高い利用頻度で活用されています。

沿革

  • 1991(平成 3)年 機器分析センター設置
  • 1995(平成 7)年 機器分析センター建屋竣工
  • 2006(平成18)年 茨城大学、宇都宮大学、群馬大学及び埼玉大学の大学院の教育研究に関する機器分析装置の設置施設相互利用の開始
  • 2007(平成19)年 化学系研究設備有効活用ネットワーク(現・大学連携研究設備ネットワーク)による全国相互利用の開始
  • 2012(平成24)年 日立分室設置
  • 2023(令和 5)年 研究設備共用センターに改編
  • 2024(令和 6)年 阿見分室設置