飛行時間型質量分析計利用内規
はじめに
本装置は本学の共同利用のための分析用機器であり、現在及び将来に及ぶその円滑な利用は研究・教育上、極めて重要である。本装置を利用する者は、等しくその「共用性」を認識し、利用者全体が十分に活用できるよう、互いに規則を守り、協力し合う必要がある。このような趣旨に基づき、以下の利用内規を定める。
操作資格
本装置の操作は、保守・管理を行っている教職員(応用理工学野・福元、以下保守管理者と略す)、及び保守管理者と同程度以上の知識・技術を身に付け、かつ責任を持った利用が可能と認められた者に限り行うことが出来るものとする。なお、保守管理者以外、イオン化装置の変更は認めない。イオン化装置の変更を希望する場合は保守管理者に依頼すること。
利用時間
装置の利用は原則としてセンター利用時間内(月~金9:00~17:00)とし、土・日・祝日及び夜間の利用は行わないこととする。ただし、やむを得ない理由がある場合は例外として時間外利用を保守管理者が認める場合があるが、この場合は担当の保守管理者が不測の事態に即応できる態勢を取っていることを条件とし、無断での時間外利用は厳禁とする。
利用の予約
本装置の利用を希望する者は、大学連携研究設備ネットワークのホームページから予約申し込みを行うこと。予約申し込みの方法は、大学連携研究設備ネットワークを利用した予約申し込み方法を参照すること。
保守・管理
本装置の定期的な調整、修理などは保守管理者が行うが、円滑・確実かつ能率的な保守・管理が行えるよう、各利用者は次のような協力をする。
(1)利用の際は、備え付けの使用簿に使用者名、所属研究室、使用開始及び終了時刻、測定方法、測定サンプル名などの必要事項を必ず記入すること。
(2)装置の異常に気付いた時は、直ちに保守管理者に連絡し、使用簿にメモを記しておくこと。
(3)溶媒、溶液導入用のシリンジ類、APCIイオン化装置用のサンプル導入管など、測定に必要な器具や消耗品は利用者自身で準備すること。利用後の器具、消耗品、廃液などは各自で適切に処理し、分室に置かないこと。
(4)測定後は、イオン源内部や溶液導入用カニューラ等の装置内部を適切に洗浄すること。
(5)室内の清掃は、自発的に行うこと。
講習会
新たに本装置を利用したい者には、適当な時期に講習会を企画し、実施することとする。