核磁気共鳴装置利用内規
はじめに
NMRにはいわゆるルーチン的な測定を頻繁に行うタイプから、それほどの頻度ではないが、長時間にわたって装置を占有せざるを得ない特殊測定を主体とするタイプまで、研究目的によって様々な利用形態がある。また依頼測定を専らとする利用者も多い。以下の利用内規は、これらを織り混ぜて、効率よく利用して行くためのものであるが、その基本となっているのは「譲り合い」の精神である。この内規に従って利用するなかで、更に調整が必要となった場合には、上の精神に照らして話し合わねばならない。
操作資格
本装置の操作資格者を以下のとおり定める。
①保守に当たっている教職員(応用理工学野・福元、研究設備共用センター・神子島、塙、大堀)。
②①と同程度以上の測定技術を持つ登録教職員。
③所定の講習を受講し、修了試験に合格した学生。
④十分な技術を身につけ、かつ責任を持った利用が可能であると専門委員が認めた者。
利用時間とマシンタイムの予約
本装置の利用を希望するものは大学連携研究設備ネットワークのホームページから予約申し込みを行うこと。予約申し込みの方法は 大学連携研究設備ネットワークを利用した予約申し込み方法を参照のこと。
保守・管理
装置の日常的保守・管理には、専門委員・センター職員等があたるが、各利用者は次のような協力を行うこととする。
(1)細心の注意を払って使用すること。
(2)サンプルチューブは備え付けのキムワイプでよく拭い、プローブを汚さないこと。
(3)使用の際、必ず、備え付けのノートに必要事項を記入すること。
(4)装置の異常にきづいたときは、センター職員に連絡すること。超伝導磁石に異常が生じた場合は特に緊急を要することが多いので、迅速に連絡すること。
(5)学生の過失により装置に損害を与えた場合には指導教員がその責任を負うものとする。
(6)利用後部屋の施錠を確実に行うこと。
講習会
上記①、②、④に該当する者が講師となり、操作資格取得のための講習会を随時開催する。