透過型分析電子顕微鏡利用内規
はじめに
透過型分析電子顕微鏡装置は本学の共同利用のための汎用の機器である。本装置の利用による研究・教育が常時円滑に行われるために、この内規を定める。
操作資格
本装置の操作は、保守・管理を行っている教職員(研究設備共用センター・塙、以下保守管理者と略す)、および、保守管理者と同程度以上の技術及び保守・管理の方法を身につけかつ責任を持った利用が可能である、と保守管理者が認めた者に限り、行うことが出来ることとする。
一時的な利用資格、学生などの利用
本学以外の利用希望者が一時的に本装置を利用する場合は、操作資格を有している者が了承し、その立会いのもとに利用できる。学生および院生が利用する場合は、指導教員が操作資格を有していなくてはならない。また、やむを得ない事情がある場合を除き、必ず指導教員とともに装置を利用すること。
利用時間と利用の際の手続き
原則としてセンター利用時間内に利用することとするが、やむを得ない事情がある場合には、保守管理者と相談の上、適宜利用すること。
利用の予約
本装置の利用を希望するものは大学連携研究設備ネットワークのホームページから予約申し込みを行うこと。予約申し込みの方法は 大学連携研究設備ネットワークを利用した予約申し込み方法を参照のこと。予約の公平性を確保するため、予約は 1 回ずつ行うこと。TEMの使用が終了した後に次回の予約を取ること。
保守・管理
本装置の修理・点検・調整は「日本電子(株)」の技術員が行うが、装置を常時利用できる状態に維持するため、各利用者は、次のような協力をすること。
(1)利用の際は、備え付けの利用ノ-トに利用者名、所属研究室、利用開始および終了時刻、利用目的、利用機器、装置の各種状態などの必要事項を必ず記入すること。
(2)観察・測定結果は、スロースキャンCCDのデータとして残る。スロースキャンCCDで電子線回折パターンを撮像する際には、CCDを壊さないようにするために特に注意が必要である。
(3)装置の異常に気付いたときは、直ちに保守管理者に連絡し、利用ノートに記入すること。
(4)観察・測定終了後は測定室内の清掃、物品の整理整頓を自発的に行うこと。
(5)部品等は所定の位置に戻し、絶対に私物化してはならない。
講習会
新たに本装置を利用したい希望者には適当な時期に講習会を企画し、実施することとする。